写真連作「私は、多くの人々がいつでも彼女に会うことができるもっと多くの場所を必要とします」
The series of photographs “I need more places where many people can meet her anytime.”
(ペンネーム/758_against_racism_with_tokyo)
◆連作に寄せて(ペンネーム/758_against_racism_with_tokyo)
〔次の書籍より抜粋して引用/「新版荒れ野の40年/ヴァイツゼッカー大統領ドイツ終戦周年記念演説」(岩波ブックレットNo.767)〕
余りにも多くの人たちが実際に起こっていたことを知らないでおこうと努めていたのが現実であります。当時はまだ幼く、ことの計画・実施に加わっていなかった私の世代も例外ではありません。/過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となります。非人間的な行為を心に刻もうとしない者は、またそうした危険に陥りやすいのです。/ヒトラーはいつも、偏見と敵意と憎悪とを掻き立て続けることに腐心しておりました。/敵意や憎悪を駆り立てられることのないようにしていただきたい。/若い人たちは、たがいに敵対するのではなく、たがいに手をとり合って生きていくことを学んでいただきたい。/民主的に選ばれたわれわれ政治家にもこのことを肝に銘じさせてくれる諸君であってほしい。そして範を示してほしい。
写真名 東京駅丸の内中央口(第1番/写真連作)
arunouchi Central Gate of Tokyo Station (The first photograph of the series)
写真名 東京駅丸の内中央口(習作)
A study of Marunouchi Central Gate of Tokyo Station
写真名 銀座数寄屋橋交差点(第2番/写真連作)
Ginza Crossing of Sukiya Bridge (The second photograph of the series)
写真名 有楽町センタービル(通称・有楽町マリオン)(第3番/写真連作)
Yurakucho Center Building (popular name・Yurakucho Mullion )(The third photograph of the series)
写真名 国会議事堂正門前(第4番/写真連作)
The front Gate of Diet Building (The fourth photograph of the series)
写真名 不忍池(第5番/写真連作)
Shinobazunoike (The fifth photograph of the series)
◆加害の記憶に向きあう〈平和の少女像〉はなぜ座り続けるのか 日本軍「慰安婦」問題webサイト制作委員会 編
2015年12月の日韓「慰安婦」問題に関する「合意」は、被害者の方々の声に耳を傾けることなく、真相解明および歴史教育に言及しないばかりか、韓国政府は日本大使館前の「少女像」の撤去・移転まで示唆しました。海をはさんだ対岸、遠い国の話のようですが、ベルリンのホロコースト記念碑(正式名・虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑)は、政治的歴史的な象徴の場にナチス・ドイツの加害の象徴として「公共のもの」として建てられ、歴史教育の場になっています。日本で言えば、国会のある永田町や東京駅の近くに〈少女像〉があってもおかしくないことになります。「この事件はマスメディアではまったく報道されず、私たちも事後に知ったんです」モニュメント作者のキム夫妻が語ったのは2012年8月12日~19日開催の東京都美術館「第18回JAALA国際交流展」に出品されていた日本軍「慰安婦」をテーマにした〈少女像〉が会期4日目に美術館側によって撤去された事件。2016年7月末時点で韓国、米国を含む4カ国に33作品が建立され、本書ではその一つ一つを写真入りで紹介しています。4カ国に日本は含まれているでしょうか?「いちばん大事なことはコミュニケーションできるようにすること」「むざんに切られた髪」「かかとがすり切れた、はだしの足」「空っぽの椅子」など作者の思いの他、〈平和の少女像〉をめぐるQ&A編も掲載、「日韓『合意』後、100校の高校に小さな少女像を建てる」運動なども紹介されています。日本人の多くが「もう蒸し返して欲しくない」と感じている慰安婦問題の渦中に自ら飛び込んでいった日系アメリカ人ミキ・デザキ監督の映画「主戦場」が4月から公開されています。私たちの問題として、あらためて考えてみる必要はないでしょうか?(文責略)
キャンペーン参加へのお問い合わせ:31demo1919@gmail.com
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#表現の不自由展その後再開
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